あいさめの知的探求

私がふと興味を持ったことを、調べて解説するブログ。

FXってむずかしい? わかりやすく解説します! 

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みなさんこんにちは。あいさめです。

 

最近、本業とは別に収入を得る「副業」に対して寛容になる企業が増えてきていますよね。個人的にこれは良い傾向だと思います。

とはいえ、いざ副業を始めようと思っても、商品を安く仕入れて高く売る「せどり」や、インターネット上で商品を紹介して、その売り上げの一部を貰う「アフィリエイト」など、結構種類がありますよね。

 

その中でも、一般的に危険といわれているのが「FX」です。よく2chなどで「何百万円溶かした」とか、「借金作ってしまった」という書き込みがありますよね。

 

しかし、大多数の人たちはその書き込みを真に受けているだけで、FXに対する具体的な知識は持っていません。少なくとも私の周囲ではそうでした。

 

そこで今回は、FX歴7ヵ月でFX関連の本を5,6冊読んだ私が、FXの基礎知識をまとめたいと思います。

ちなみに、現時点における私の成績はマイナス5万円です。(泣)

 

 

 

 

FXって?

 

FXとは、Foreign Exchangeの略で直訳すると「外国為替」になります。

日本では「外国為替証拠金取引」と呼ばれていますね。さらなる説明をWikipedia先生にお願いすると、

 

外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。

 

とのこと。漢字が多くて分かりづらいですね。(笑)

要するにFXとは、預け入れたお金で米ドルなどの通貨を安く買って、高くなった時に売ることで、利益がでる仕組みなわけです。

 

 

レバレッジとは

 

FXの特徴の一つに、レバレッジと呼ばれるシステムがあります。

FXでは、自分の預け入れたお金の最大25倍分もの取引ができてしまい、この倍率のことをレバレッジといいます。

つまりこれを具体的に考えると、自分の40万円を元手に1,000万円分の取引ができるわけです。

 

これがFX最大の魅力であり、危険なポイントです。

 

そして、その取引で発生した利益(損失)が自分の元手に加算(減算)されていくというわけですね。

 

 

初心者におすすめの通貨

 

FXは2種類の通貨の一方を買って一方を売るわけなので、最低でも2種類の通貨に関する知識が必要ですね。そのため、まず初心者におすすめするのは【米ドル/日本円】での取引です。

 

というのも、世界で取引されている通貨の組み合わせランキングで、【米ドル/日本円】は、第2位だからです。そう考えると、日本ってなんだかんだすごいですよね。(笑)

 

ちなみに、世界の通貨取引量の上位ベスト3は以下の通りです。

 

 1位 ユーロ/米ドル

 2位 米ドル/日本円

 3位 英ポンド/米ドル

 

これらの通貨は多くの人が取引しているため、比較的安全です。

・・・と言いたいところですが、上記のうち英ポンドは非常に値動きが激しいため、殺人通貨と呼ばれています。(笑)

なので、初心者は英ポンドを取引する際は特に注意しましょう。

 

 

おすすめの本

 

 私が個人的におすすめする本はいくつかありますが、初心者の方にはこちらの本です。

https://www.amazon.co.jp/はじめての人のFX基礎知識-儲けのルール-山岡-和雅/

 

この本は私が読んだ中で一番初心者向けで、基本的な知識がわかりやすく書かれていました。

 

 

まとめ

 

 いかがでしたか?

 

日本人は世界的に見ても金融に関する知識に疎いといわれています。 

また、日本銀行は依然として低金利政策を行っているため、今後はますます外貨を稼ぐ必要性が増していくと思われます。

 

それにFXというのは、一つのツールでしかありません。

私はよく人にFXを説明するとき、FXを自動車に例えます。

 

車には正しい乗り方・ルールがあります。そして車は正しく使えばとても便利ですが、乗り方を誤れば人を傷つけることだってあります。それに、車で行くには危険なところや、危険な天候(タイミング)などもありますよね。

 

FXもそれと変わりません。でも、FXは免許がなくても出来てしまうため、そこが危ないのです。

人が車を危なく運転をしているかどうかは、誰にでもわかりますが、FXでは勉強をしないとそのサインを見つけられません。

 

大切なのは、きちんと勉強をして、その判断ができるようになることです。

 

最後になりますが、私がFXを始めるにあたって、このことに賛成してくれた人は周囲に一人もいませんでした。私の住んでいる場所が田舎ということもありますが、日本にはまだまだ偏見があるのだと感じています。

この記事を読むことで、少しでもみなさんのFXに対する理解が深まったり、FXに対する偏見がなくれば幸いです。

 

 

若者の読書離れって本当? その実態を調べてみた!

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こんにちは。あいさめです。

 

最近やたらと耳にする言葉の一つに「若者の読書離れ」がありますね。

 

確かにここ数年で急速にスマートフォンが普及し、欲しい情報を簡単に得られるようになったため、わざわざ本という媒体から情報を得る必要性が薄れたかもしれません。

 

しかし、若者が本を読まないのは、本当に今に始まったことなのでしょうか?

現在30代・40代の大人だって若いころは本を読んでいなくて、さらにその上の世代から「最近の若者は読書をしない」と言われていたかもしれないですよね。

 

そこで今回は、日本の小学生から大学生までの読書状況を、きちんと調べてみることにしました。

 

 

 

 

小・中・高校生の読書時間

 

調べたところ、国学図書館協議会毎日新聞社が共同で、全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況について、毎年調査を行っているようです。

 

現執筆時点の最新のデータである第63回目の調査(2017年6月実施)結果は以下の通りです。

 

f:id:Polonaise:20171228103500p:plain    【出典:公益社団法人国学図書館協議会 http://www.j-sla.or.jp/material/research/63.html

 

このデータは毎年6月の上旬に行われる調査で、「過去1ヵ月間(5月中)に何冊の本を読んだか」という内容ですね。

 

私はこのデータを見て気づいたことが2つあります。

 

まず1つ目は、子供は成長するにつれて本を読まなくなるということです。グラフが上から見事に、小学生・中学生・高校生と並んでいますよね。この点に関しては過去20年どの年にもいえることです。

特に、小学生と中学生の落差が大きいので、多くの人は中学生あたりから本を読まなくなるようですね。

 

その原因として考えられるのは、学校の勉強や部活に時間をとられる、読書以外の娯楽が増えるなどですかね。

 

そして2つ目は、小・中・高それぞれの読書冊数を過去と比較して減少している凡例は一つもないという点です。分かりやすく言うと、右下がりのグラフは一つもないということですね。

 

つまり、「最近の若者は本を読まない」という言葉は、小学生・中学生・高学生に限って言えばあてはまっていないといえます。それどころか、小・中学生に関してはむしろ近年増加しています。

また、高校生が本を読まないのは今に始まったことではないようですね。(笑)

 

 

大学生の読書時間

 

調べたところ、全国大学生活共同組合連合会という組織が毎年調査を行っているようです。

現執筆時点における最新データである第52回の調査(2016年10~11月実施)結果は以下の通りです。

 

f:id:Polonaise:20171228103917p:plain       【出典:全国大学生活共同組合連合会 http://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html

 

このデータは大学生を対象に、「1日にどれだけの時間本を読むか」という調査の結果です。

 

まず注目すべきところは、2016年の時点で一日の読書時間が「0分」の大学生が約50%を占めているという点です。しかも近年その勢いが増していて、この先数年で60%は超えてしまいそうですね。(笑)

 

また、数十分は読むという学生の割合も依然として低水準にあるため、読む人と読まない人の差が開きはじめている訳でもなく、全体的に読書時間が減っているようですね。

 

なるほど。これはひどい。(笑)

 

また、男女別のデータは以下の通りです。

 

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このデータを見て言えることは、女子学生の方が読書しないということに尽きます。

 

詳しく見てみると、以前は女子の方が読書時間が長かったのに、2006年で読書時間が男女逆転して、なぜか2007年には女子の読書時間が前年の半分になっています。これ何があったんですかね。(笑)

 

私は女子大生の生態にあまり詳しくないのですが、おそらく友達付き合いやSNS、服・化粧品を買うためのアルバイトなどを優先しているため、平均読書時間が少なくなっていると推測します。

 

読書時間の国際的比較

 

また、さらに考察を深めるべく、読書時間の国際的な比較を行いたいと思います。

 

調べたところ、NOP World Ltd. というイギリスの会社が2004年から2005年にかけて、13歳以上・3万人以上・30ヵ国を対象に調査を行ったようです。

 

残念ながらこのデータは10年以上前のものですが、それでも大まかな比較は行えるはずです。

 

調査結果は以下の通りです。

 

f:id:Polonaise:20171228104814p:plain       【出典:NOP World Culture Score(TM) Index Examines Global Media Habits... Uncovers Who’s Tuning In, Logging

 

このデータの上部は、1週間の読書時間が長い国ランキングになっていて、下部は性別・年代別によく読む本のジャンルについてまとめられています。

 

ランキングトップ3は、1位インド、2位タイ、3位中国という結果になっています。

このことから、上位にランクインしている国は南・東南・東アジアと特定の範囲に集中していることがわかります。これは面白いですよね。

 

一方、肝心の日本はというと・・・。

30ヵ国の中で、29番目という残念な順位だったようです。(笑)

 

しかしそうなってくると、「読書しろ!」という大人たちのアドバイスにも説得力がなくなってきますよね。

そういうあなたも、世界から「もっと読書しろ!」と思われてるでしょうから。(笑)

 

とはいえ、これは少々古いデータのため、今調査しなおせば順位が多少改善されているかもしれないですね。

 

まとめ

 

日本の若者の読書離れが進んでいるのは、大学生に限った話で、小・中学生の読書時間はむしろ近年増加していました。

 

また、日本は国際的にみて読書量が少ない国だということがわかりました。

 

今回、「若者の読書離れ」について色々と調べてみましたが、読書好きな私としては非常に残念な結果となり、やるせない気持ちそのものです。

 

一般的に、読書量と教養の豊かさには正の相関性があり、教養の豊かさは自身の年収に影響を与えます。普段あまり読書をしないという方は、まずは少しでも文字を読む習慣をつくることから始めてはいかがでしょうか。

 

 

効率のいい本の読み方

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こんにちは。あいさめです。

 

みなさんは普段、どれくらい本を読みますか? 近年はSNSやウェブサイトで得られる情報の質も上がり、若者の読書離れが進んでいますよね。

そのため、ますます本を読む人と読まない人の差が広がっています。

 

しかし、それでもSNSやウェブサイトから得られる知識というのは、書籍から得られるものと比較すると内容が薄いです。もちろんその分、情報を幅広く集められるというメリットもありますけどね。

 

大切なのは、情報を収集する手段をうまく使い分けられるようにしておくことです。

この記事では、効率よく本から情報を得る方法をまとめたいと思います。

 

 

 

 

リーディングの方法

 

リーディングの方法には大きく分けて2つあります。それは、

 

 ・エクステンシブ・リーディング

 ・インテンティブ・リーディング

 

とそれぞれ呼ばれる方法です。よくわからないカタカナがついてますが、内容は難しくないので安心してください。

 

 

エクステンシブ・リーディング

 

まず、エクステンシブ・リーディングの説明から始めます。

そもそも、エクステンシブ(extensive)とは「広範囲な」という意味で、

文章の細部にこだわらず、内容全体を手早く把握するように心がける読み方です。

 

この方法は、新しい本や新しく学ぶ分野の全体像を把握するために最初に行うと良いとされています。

また、これは私の考えですが、情報をまとめる際に最も重要なのは全体像を把握し個々の情報を体系的に整理することだと思います。

その際にこの読み方が大切になってくるというわけですね。

 

ちなみにエクステンシブ・リーディングは、さらに2つに細分化することができて、

 

 ・スキミング(skimming)

  「飛ばし読み」のこと。大雑把に内容をつかむ方法
 
 ・スキャニング(scanning)

  「検索読み」のこと。特定のキーワードを探しながら読む方法

 

という感じです。正直ここまでは覚えなくても大丈夫だと思います。別にわざわざカタカナにしなくても普通に理解できますよね。(笑)

 

インテンティブ・リーディング

 

インテンティブ(intensive)とは、「集中的な」という意味で、

読む本を厳選して内容を細かくチェックしながら時間をかけて理解していく読み方です。

日本では精読と呼びますね。

 

この方法は、エクステンシブ・リーディングと組み合わせることが大切で、すでにある程度絞り込まれた内容について行うと効果的です。

 

 

 

クリティカル・リーディング

 

クリティカル(critical)とは、「批判的な」という意味で、

文章に対して批判的になることで、様々な角度から理解が深まるような読み方のことです。

批判的になるということは、要するに中立的な視点を持つということですもんね。

 

すでに紹介した2つの読み方は情報を得る前なのに対して、この方法は、情報を得た後にする作業です。

批判的な視点が持てるようになると、情報をまとめる能力が磨かれていくため、ライターには必須のスキルですね。

 

クリティカル・リーディングは、厳密には読み方というよりも分析という方が適切な気もしますが、同じ記事にまとめてしまいました。(笑)

 

まとめ

 

情報をインプットする際には、

 1.まずエクステンシブ・リーディングで情報を厳選する。

 2.そして、インテンティブ・リーディングでしっかり理解する。 

という手順を踏む。

 

アウトプットの際には、

 ・クリティカル・リーディング中立的な視点を持つ。

という感じですね。

 

今回紹介した内容は、大学のカリキュラムにもよりますが、おそらく大学初学年に習う内容です。

そのため、どちらかというと大学生や研究者などの膨大なデータを管理・理解して考察を加える作業をする方に必要なスキルになってきます。

 

とはいえ、上記以外のケースにも十分に使える方法なので理解しておいて損はないはずです。

 

でも、もともと優秀な人はこれらの手法をいちいち習わなくても、無意識に使ってそうですけどね。(笑)

 

 

 

 

 

参考文献)

中澤務・森貴史・本村康哲/編   (2007)『知のナヴィゲーター:情報と知識の海ー現代を航海するための』くろしお出版 

 

私が本を読むようになったきっかけ

こんにちは。あいさめです。

 

しばしば、学校の先生や大人たちはこう言います。「本を読め」と。

その言葉に対してこう思います。「余計なお世話だ」と。「そういう自分たちはどれだけの本を読んでいるのか」と。

 

私がまだ幼かった頃、そういう風に思っていました。 みなさんも思いませんでした?(笑)

 

じゃあそうか、たくさん本を読めばいいんだなと思うと、今度は「本を読みすぎるとバカになる」とも言われますよね。

 

もう・・・どうしろと・・・? (困惑)

 

そんな私でしたが、今ではもう暇さえあれば本を読んでいる活字中毒者に成長?しました。(笑)

 

私の場合は、高校に入ってから少しずつ小説を読み始め、本格的に読むようになったのは大学生になってからでした。

 

高校では1限目の授業が始まる前に、「読書タイム」という読書を強制される時間があったんですよね。そのとき用に買った初めての小説は「王様ゲーム」だったと記憶しています(笑) 

でも結局2作目くらいで飽きてしまいました。

 

その次に読んだのは、東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」でした。

これは以前にテレビで放送していたドラマの影響です。実に面白い!ドラマでした。(笑)

 

そのガリレオシリーズには結構ハマり、全部で6冊くらい読んだ気がします。その中でも特にというか、ダントツで好きだったのが「容疑者Xの献身」でした。この作品は第134回直木三十五賞を受賞して、映画化もされてましたよね。私は一度読んだ小説はあまり読み返さないタイプですが、この作品は4回くらい読みましたね(笑)

 

しかしその後は、本に対する関心が薄れ、読書が面倒になる時期がしばらく続きました。理由は、書店に行って面白そうな小説を選んで読んでみるも、いまいちな内容が続き、しだいに小説を読む気がなくなっていったためです。

 

月日は経ち、運命の出会いが訪れたのは高校3年生の秋です。

 

ある日、学校帰りにふと駅前の書店に足を運ぶと、ある小説が書店の店員にごり押しされていました。棚一面に同じ小説が並べられていたのです。

私は軽い気持ちでその本を手に取り、買ってみることにしました。その後、自宅について少し読んでみると確かに面白くて、その日はそのまま夜遅くまで読んでしまいました。

 

その小説とは「その女アレックス」というタイトルの本です。

 

読み終えて感動しました。小説ってこんなに面白いんだ、そう心から思いましたね。ホントに。(笑)

今振り返ると、この作品が私の読書人生におけるターニングポイントになっています。

 

その女アレックス

 

本の裏面に書かれている内容紹介文を引用しますと、

 

おまえが死ぬのを見たいーー男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが・・・

しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会受賞作。

 ※慟哭・・悲しみのあまり、声を出して泣くこと。

 

とのことです。面白そうだと思いませんか?(笑)

 

この作品は国内外で多数の賞を受賞していて、発売当時とても話題になった作品です。

もしまだこの小説を読んだことがなくて、何か面白そうな小説を探しているという方には強くおすすめします。普段あまり本を読まないという方でも、十分に読みやすい作品だと思います。

ただ、少し内容にエロとグロがありますので、その点が少し大人向けという感じですね。

 

この小説をきっかけに読書に目覚めた私は、そのあとなぜか純文学に興味を持って読み始めることなるのですが、その話はまたの機会にしようと思います。(笑)

 

PS:最後に一言。

 

本は人の人生を変える! byあいさめ

 

 

 

簿記ってなに? わかりやすくまとめてみた!

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こんにちは。あいさめです。

 

普段、みなさんはどうやってお金の管理をしていますか?

 

家計簿をつけている方、アプリで管理している方など、その方法は人それぞれだと思います。あるいは、まったく記録をしていないという方もいるかもしれませんね(笑)

 

しかし、これが企業の場合だとそうはいきません。企業はお金に関する記録を「簿記」という手法で行っています。 

簿記の考え方は、企業だけにとどまらず私たち個人にとっても便利なので、理解しておいて損はありません。

 

今回は、日商簿記3級を持っている私が、簿記についての基礎的な知識をまとめたいと思います。

 

 

簿記とは?

 

そもそも簿記とはなんでしょうか? Wikipedia先生によると、

 

簿記(ぼき、英語: bookkeeping)とは、ある経済主体が経済取引によりもたらされる資産・負債・純資産の増減を管理し、併せて一定期間内の収益及び費用を記録することである。より平易な言い方をすると「お金やものの出入りを記録するための方法」が簿記である。

 

とのこと。*1

 

前半の説明には専門用語が含まれていて難しいですが、要するに私たちのつけるお小遣い帳に、ものの情報を加えただけなんですね。

 

簿記の手順

 

簿記の実務的な手順を簡潔に説明すると、

 

1.仕訳する(しわけ)
  一つひとつの取引を記録すること。(原料を現金で仕入れた、銀行からお金を借りたなど)

2.まとめる
  (1)の記録をまとめ、決算書と呼ばれる書類を作成する。

3.公開する
  企業には、決算書を公開する義務があるため、それをみんなに見せる。*2

 

以上になります。

 

また、簿記の勉強というのは、主に(1)(2)に関する知識を身につけることのため、この記事では仕訳と決算書の説明をメインにしたいと思います。

 

仕訳について

 

仕訳といっても、適当に内容と金額を書いておけばいい訳ではなく、ちゃんと決まりがあります。まずは具体例を見てみましょう。

 

(例) 自社の商品がお客さんに1万円分だけ売れた。とすると仕訳は、

  

  (借方)現金 ¥10,000  /   (貸方) 商品 ¥10,000

 

という感じになります。 

上の例を見ればわかる通り仕訳は、

 

  ・借方(かりかた)、貸方(かしかた)

  ・勘定科目(かんじょうかもく)

  ・金額 

 

の3要素で書かれています。ちなみに、真ん中の「/」で右と左に分けられています。

 

まず、簿記の仕訳において使われる言葉は「勘定科目」と呼ばれ、個々の内容についてすでに決まっています。自分で自由に名前をつけてはダメなんですね。

 

私が調べたところによると、日商簿記3級レベルで約95種類の勘定科目がありました。(笑) こんなに多かったのか・・・。

 

そして個々の勘定科目ごとに、増加したとき借方に記入するか貸方に記入するかが決まっているんですね。おそらく、初学者が最初につまづくポイントがここだと思います。(私がそうでした)

 

また、次に説明する決算書のどこで最後集計するかも科目ごとに決まっています。(資産・負債・純資産 / 費用・収益の5種類)

 

決算書について

 

仕訳の記録をまとめた決算書の中で、最も重要な書類は以下の2種類です。

 

 1.貸借対照表(たいしゃく たいしょうひょう)

 2.損益計算書

 

初見で貸借対照表は読みづらいですよね(笑) どちらかというと2つ目の損益計算書の方が、名前を見る分には内容を想像しやすいですね。

ちなみに、これらをまとめて「財務諸表(ざいむしょひょう)」と呼びます。

 

貸借対照表

 

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 ↑は私がExcelで作りました。可愛くないですか?(笑)

 

貸借対照表とは、ある一定時点に財産がどれだけあるかを表示する計算書です。

つまり、決算が行われた時点での財政状態を表しています。

 

貸借対照表には大きな項目が、

 

 ・資産
   現金のほか、経済活動を通じて将来的に現金になる見込みのある物品や債権など

 ・負債
   経済活動を通じて、将来的に現金の支払いをもたらすような債務など

 ・純資産
   上記の資産から負債を差し引いたあまりで、企業自体の純粋な価値のこと

 

の3つあります。前回の貸借対照表における純資産額を今回と比較して、増えた(減った)分が当期純利益(損失)になります。

 

損益計算書

 

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 損益計算書とは、ある一定期間にどれだけ財産が増減したかを表示する計算書です。

一般的には、ある決算時点からちょうど1年前までの期間における経営成績を表しています。

 

損益計算書では大きな項目は、

 

 ・費用
   企業活動の結果として純資産が減少する原因のこと

 ・収益
   企業活動の結果として純資産が増加する原因のこと

 

の2つしかありません。また、損益計算書上の収益から費用を差し引いた金額が当期純利益(損失)になります。

 

それぞれの関係

 

上記貸借対照表と損益計算書は、非常に密接な関係にあると言えます。

 

なぜなら、

 

同じ期間についての貸借対照表と損益計算書の当期純損益は必ず一致するからです。

 

一年間の企業経営で増えた(または減った)お金が、企業の決算時点の資産に加算(または減算)されるわけですもんね。<損益計算書⇒貸借対照表

 

ここに「簿記」の考え方の素晴らしさが表れていると言えます。僕もこのことを学んだときに感動しましたもん。(笑) 

 

まとめ

 

 企業が簿記をつける理由は、

 

 1.自社の財政状態と経営成績を把握するため

 2.それを利害関係者に開示する義務があるため

 

というわけです。

 

そして、決算とは主に

 

 1.企業の財政状態がわかる、貸借対照表

 2.企業の経営成績がわかる、損益計算書

 

の2種類の書類を作成することなんですね。

 

私たち個人は企業ではないので、財務諸表を作成し開示する義務は課せられていませんが、いま自分のお金がどれだけあるのか、そして普段どれくらい使っているのかを把握しておくことは大切です。

 

もし、この記事をきっかけに、みなさんがお金の管理方法を見直すようになったり、簿記について興味を持ってくれたなら幸いです。

 

*1:簿記 - Wikipedia

*2:上場企業は金融商品取引法、非上場企業は会社法によって公開が義務付けられている

血液型と性格ってホントに関係あるの? 論文を調べてみた!

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みなさんこんにちは。あいさめです。 

 

私は日常生活の中で、ふと思います。「世の中にはいろんな人がいるなぁ」と。

 

自分と似ていたり、正反対の考え方を持っていたりと、同じ人間でもここまで性格が違うというのは面白いですよね。

 

そんな時によく耳にするのが、「あの人は〇〇型だから・・・」という言葉。

でもそれって本当に関係あるのか、いまいち分からないですよね。

 

そこで今回は血液型と性格の関係を調べてみました。

 

 

 

 

血液型とは?

 

 そもそも血液型とは何なんでしょうか。Wikipedia先生によると、

 

血液型(けつえきがた)とは、血球の表面または内部にある血液型物質(抗原)の有無によってつける個人の区別であり、「ヒトの血清学的体質」、「血液の個人性」、「個人を血清学的に識別する方法」ともいえる。

 

 とのこと。*1

 

なるほど、血液型というのは赤血球に含まれる血液型物質のことなんですね。

しかし、研究が進むにつれてそれは血液だけでなく、髪や他の細胞にも含まれることが判明したため、今日では「血液型」という言葉は、厳密には不適当だそう。(個体型などが適切?)

 

また、血液型物質は血液以外の細胞にも含まれるため、血液のない細菌にも血液型は存在するらしいです。(衝撃)

 

同じ血液型の細菌には親近感が持てそうですね。(ははは)

 

血液型ごとの性格

 

 一般的に言われているのは、

 

 A型  :  真面目、几帳面

 B型  :  マイペース、気分屋

 O型  :  おおざっぱ、おおらか

 AB型  :  二重人格、変わってる

 

などですよね。

 

私はA型ですがまぁまぁ当たってるかなという感じです。でもすごくマイペースだと人からは言われます(笑) 

 

その根拠は?

 

色々と調べた結果、多くの学者は「偏見」や「思い込み」によるものだと否定しており、血液型と性格の関連性を肯定する学者は少数派でした。*2

 

肯定派の一人である、藤田紘一郎先生という方は著書「血液型の科学」で血液型が性格に影響を与えると主張されています。

 

しかし残念ながら、その文献は手元にないため引用が難しいですが、代わりに藤田先生が講演会で使用した「講演要旨」を見つけることができました。

それによると、

 

理由1:血液型で免疫力に違いがある


理由2:血液型によって、好みの食物が異なる


理由3:血液型によって、かかりやすい病気がある

 

と3つの理由が挙げられています。*3

 

血液型によって上記の違いがあるとは一般的にはあまり知られていませんよね。

 

ただ、2番目の食べ物の好みについてはいまいち納得できないですね(笑)

 

まとめ

 

 血液型と性格の関係性については、肯定的な見方をする学者は少数派で、大多数の学者は科学的な根拠はないとして否定していました。

 

しかし、それはあくまで現時点での話であって、研究が進むにつれて学者の見解が逆転した事例は、歴史的に見ても多く存在しています。

 

いつか、「やっぱり関係あった!」となる日が来るかもしれませんね。

*1:血液型 - Wikipedia

*2:血液型と性格の関連についての調査的研究 久保 義郎・三宅由起子 file:///C:/Users/user/Downloads/KJ00006980128.pdf 2017年12月16日確認

*3:藤田紘一郎先生 講演要旨 http://www.gk-p.jp/pdf/h25soukai-kouen.pdf 2017年12月16日確認

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