私が本を読むようになったきっかけ
こんにちは。あいさめです。
しばしば、学校の先生や大人たちはこう言います。「本を読め」と。
その言葉に対してこう思います。「余計なお世話だ」と。「そういう自分たちはどれだけの本を読んでいるのか」と。
私がまだ幼かった頃、そういう風に思っていました。 みなさんも思いませんでした?(笑)
じゃあそうか、たくさん本を読めばいいんだなと思うと、今度は「本を読みすぎるとバカになる」とも言われますよね。
もう・・・どうしろと・・・? (困惑)
そんな私でしたが、今ではもう暇さえあれば本を読んでいる活字中毒者に成長?しました。(笑)
私の場合は、高校に入ってから少しずつ小説を読み始め、本格的に読むようになったのは大学生になってからでした。
高校では1限目の授業が始まる前に、「読書タイム」という読書を強制される時間があったんですよね。そのとき用に買った初めての小説は「王様ゲーム」だったと記憶しています(笑)
でも結局2作目くらいで飽きてしまいました。
その次に読んだのは、東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」でした。
これは以前にテレビで放送していたドラマの影響です。実に面白い!ドラマでした。(笑)
そのガリレオシリーズには結構ハマり、全部で6冊くらい読んだ気がします。その中でも特にというか、ダントツで好きだったのが「容疑者Xの献身」でした。この作品は第134回直木三十五賞を受賞して、映画化もされてましたよね。私は一度読んだ小説はあまり読み返さないタイプですが、この作品は4回くらい読みましたね(笑)
しかしその後は、本に対する関心が薄れ、読書が面倒になる時期がしばらく続きました。理由は、書店に行って面白そうな小説を選んで読んでみるも、いまいちな内容が続き、しだいに小説を読む気がなくなっていったためです。
月日は経ち、運命の出会いが訪れたのは高校3年生の秋です。
ある日、学校帰りにふと駅前の書店に足を運ぶと、ある小説が書店の店員にごり押しされていました。棚一面に同じ小説が並べられていたのです。
私は軽い気持ちでその本を手に取り、買ってみることにしました。その後、自宅について少し読んでみると確かに面白くて、その日はそのまま夜遅くまで読んでしまいました。
その小説とは「その女アレックス」というタイトルの本です。
読み終えて感動しました。小説ってこんなに面白いんだ、そう心から思いましたね。ホントに。(笑)
今振り返ると、この作品が私の読書人生におけるターニングポイントになっています。
その女アレックス
本の裏面に書かれている内容紹介文を引用しますと、
おまえが死ぬのを見たいーー男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが・・・
しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会受賞作。
※慟哭・・悲しみのあまり、声を出して泣くこと。
とのことです。面白そうだと思いませんか?(笑)
この作品は国内外で多数の賞を受賞していて、発売当時とても話題になった作品です。
もしまだこの小説を読んだことがなくて、何か面白そうな小説を探しているという方には強くおすすめします。普段あまり本を読まないという方でも、十分に読みやすい作品だと思います。
ただ、少し内容にエロとグロがありますので、その点が少し大人向けという感じですね。
この小説をきっかけに読書に目覚めた私は、そのあとなぜか純文学に興味を持って読み始めることなるのですが、その話はまたの機会にしようと思います。(笑)
PS:最後に一言。
本は人の人生を変える! byあいさめ